第一話
空から来た未来
真駆参大将軍の力による統治のなされた天宮。
ここでは頑駄無軍団と多くのレジスタンスが日々争い続けていた。
平和が欠落したこの世界で、
かつての英雄『烈光頑駄無』は『駆路守(くろす)』と名を変え
反政府レジスタンス“絆我斗衆(ばんがーどしゅう)”に身を寄せていた。
今日は決起の日。
その目的は正義の象徴たる銀の楯の奪取。
烈破忍軍、猛者一族そして絆我斗衆ら多くのレジスタンスが天宮の正義を奪い取る為に決起するのであった。
多くの犠牲が出た。 だが作戦は成功した。
猛者一族が暴れ、その鎮圧の隙を突き烈破忍軍が道を作り、絆我斗衆がついに奪った!……と一同は思った。
しかし状況は一変した。
天宮最高戦力“七人の超将軍”が現れたのだ。
襲弐「超将軍が四人だと!?」
駆路守『ここでやられるわけにはいかない!』
獣王の咆哮が大気を震わせ
天地の一撃が大地を砕き
雷鳴の砲が空を焼き
荒鬼の凶刃が血の雨を降らした!
荒鬼「反逆者“駆路守”よ!銀の楯を還しキサマはここで死ね!!」
その時であった。
空から“七つの光を放つ何か”が落ちてきた!
それの登場は戦場を混乱させた。
しかし好機でもあった。
襲弐「駆路守!逃げるぞ!!銀の楯を忘れるなよ!」
駆路守『今のは…?…何!若武者?えぇい!戦場に置いておくわけにもいくまい!!』
荒鬼「逃がすかっ!!」
その時、空から落ちてきた「何か」はさらに光を強めた!
その瞬間、銀の楯から銀狼剣が抜けた。
剣を掴んでいた荒鬼は突然の出来事に体勢を崩す。
駆路守『チャンスだ!みんな逃げるぞ!!』
混乱に乗じて逃げ延びた絆我斗衆 は、 多くの仲間の犠牲と引き換えに『銀の楯』の奪取に成功した。
荒鬼「クソォ!反逆者め!!銀狼剣しか取り返せぬとは!クソォ!クソォ!クソォ!!」
別たれた銀の楯と銀狼剣
これは何を意味するのだろうか? そして落ちてきた若武者。
今、天宮のSD理を正す戦いが始まる。
次回を待て!
written by : スモコ @sumokosumoko