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第二話
獣王の森
空から落ちてきた若武者の名は鳥飛亜。
聞けば記憶は曖昧でなぜあの場にいたか自分でもわからないらしい。
得体の知れぬ若武者ではあるが、放っておくこともできず駆路守は鳥飛亜を同行させる事にした。
電瑠汰(でるた)「港まで森を抜けて行きましょう。遠回りですが追っ手を巻くには迂回するほうが良いでしょう。」
銀の楯奪取には成功した絆我斗衆はアジトである黒守暴穏島へ向かっていた。
電瑠汰の進言もあり森からの迂回路をとることにした。
森を進む駆路守達。
襲弐(……気配がする。獣か?)
そして……
駆路守(囲まれてるな?)
襲弐(しかたあるまい……)
駆路守『みんな!走れ!!』
「ギギギ……!?」
「ギギギギギギーー!!!」
絆我斗衆を逃がすまいと隠れていた“獣”達は姿を表し襲いかかってきた!
電瑠汰「ま、まさかあれは!獣王が従える“獣”!?」
襲弐「いいから走れ!!追い付かれるぞ!」
鳥飛亜「うわぁぁぁぁ!!」
駆路守『鳥飛亜!?』
???「ピンチか!?弓銃壱!!」
使留吼達に襲われピンチの絆我斗衆に猛者一族が助けに現れた!
駆路守『飛銀(びぎな)!来てくれたのか!?』
飛銀「待たせたな弓銃壱!さぁ野郎共!獣狩りだ!!」
猛者一族「ウォォォォォ!!」
森は乱戦となったが猛者一族の援護もあり絆我斗衆は“獣”達を退けることに成功した。
しかし負傷者も多く、一同は街へ薬品の調達へ向かうのであった。
次回を待て!
written by : スモコ @sumokosumoko
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