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第七話
黒守暴穏島へ
阿修羅王の娘、舎支頑駄無から渡された光輝の楯に乗り、海を渡る一行。
(……阿修羅殿、よくこれで海渡ったな。)
(ぼく、ずっと同じ姿勢で立ってたから身体が痛いです。)
(………)
駆路守達は無事、黒守暴隠島のアジトへ銀の楯を持ち帰ることができた。
首領の姫天に駆路守は鳥飛亜のこと、今回の犠牲となった同志のことを報告した。
姫天「よくぞ、銀の楯を奪い戻ってきてくれました。そうですか、電留汰が……」
労いの言葉をかける姫天。
その時であった!
???「嫌ですねぇ、駆路守さん。裏切り者の電留汰はまだ死んでませんよ!」
声の先には倒した筈の雷鳴頑駄無がいた。
雷鳴「あなた達に復讐する為にアイツに私の身体を弄らせるのは本当に屈辱でしたが、今度こそ死んでもらいますよ!」
姫天に斬りかかる雷鳴頑駄無。
しかし襲弐がそれを阻む!
襲弐「悪いな電留汰!殺し損ねてたか!?」
雷鳴「急かなくてあなたはもちろん殺しますよ襲弐さん!だから今は退いていてください!」
倒した筈の雷鳴頑駄無。何故復活したのであろうか?
雷鳴「ち!やはり強いですね。襲弐さん!!」
襲弐「逃げるか電留汰!!」
雷鳴を追いアジトの外に出た駆路守と襲弐、すると……
???「あれあれあれあれぇ~???雷鳴さん。せっかくぼくが改造してあげたのにてんで雑魚じゃないですかぁ~?」
声の先には、超将軍の爆流頑駄無がいた。
爆流「まぁいいや。その厄介な二人をアジトの外に出してくれたなら。ぼくのからくりが後はうまくやってくれるからね!」
爆流の言葉の直後、アジトの方角から爆発音が響いた。
次回を待て!
written by : スモコ @sumokosumoko
登場武者
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